外来と同じ水準の治療が可能
通院が困難になったからといって、歯科治療の質まで諦める必要はありません。
すえいし歯科矯正矯正歯科 歯科訪問部は、10年以上の豊富な訪問診療経験と、外来診療で使用する機器と同等の最新ポータブル機材、そして各種専門医による知見を融合させることで、ご自宅や施設にいながらにして「歯科医院の外来と同じ水準の専門的な治療」を受けていただく体制を整えています。
「入れ歯が合わない」「歯が痛む」といったお悩みから、「むせて食事が怖い」といった口腔機能の悩みまで、私たちは皆様の「食べる喜び」と「健康」を支えるために、質の高い訪問歯科医療をお届けします。
訪問診療で「外来と同水準の治療」を可能にする3つの柱
当院が、高いレベルの訪問歯科診療を実現できるのは、以下の3つの要素を徹底しているからです。
1. 最新のポータブル機材による「治療の再現性」
訪問歯科診療で最も重要なのは、場所が変わっても質の高い治療ができるかという点です。
当院では、院内で行う治療の精度を保つため、持ち運び可能な最新の歯科医療機器を充実させています。
ポータブルユニット
歯科医院の診療台にある歯を削る器具や水で吸うための器具が組み込まれた持ち運び可能な機械です。
ご自宅の椅子やベッド横に設置し、虫歯治療や詰め物・被せ物の調整など、高度な処置を外来と変わらない環境で行えます(コンセントをお借りします)。
ポータブルエンジン
義歯の調整や修理を行うための機器です。
これを用いることで、義歯の欠損や破損などの修理・調整を訪問先でその場で行うことができます。
患者様に不便な時間を取らせません(コンセントをお借りします)。
ポータブルレントゲン
歯科医院で用いるレントゲン機器を持ち運び可能にしたものです。
寝たきりの患者様にも使用でき、わざわざレントゲン撮影のために来院する必要はございません。
診断の精度を外来水準に保ちます(コンセントをお借りします)。
嚥下内視鏡(VE)
直径約3mmの内視鏡を鼻から入れて、飲み込みの機能を詳細に調べる機器です。
摂食嚥下リハビリのための状況観察に必要であり、客観的な評価に基づいた専門性の高いリハビリ計画を可能にします(コンセントをお借りします)。
2. 「入れ歯」と「嚥下」に特化した専門医体制
訪問歯科で最も頻繁に遭遇し、かつ患者様のQOLに直結するのが入れ歯(義歯)と摂食・嚥下機能の問題です。
当院は、この二つの分野で高い専門性を持つ医師が在籍しています。
義歯治療の経験が豊富な「補綴歯科学会の専門医」
長年、高齢者義歯や訪問先での義歯調整に携わってきた経験に基づき、患者様のお口の状態と全身状態を考慮した最適な義歯治療を提供します。
「痛い」「噛めない」「外れる」といった問題を、専門的な知見と技術で解決し、外来と同レベルの精密な調整を実現します。
摂食・嚥下のプロフェッショナル「摂食嚥下認定医」が3名在籍
摂食嚥下認定医3名と研修修了の歯科医師が在籍し、食事中のむせ・飲み込みの相談に対応します。
嚥下内視鏡(VE)による評価のほか、必要に応じて連携病院とスムーズに情報共有し、VF(嚥下造影)などの専門的な検査連携も可能です。
「口腔清掃だけでなく、“食べるための口腔づくり”をサポート」するため、医科主治医・言語聴覚士(ST)・管理栄養士との多職種連携を重視し、「チームで“食べる力”を支える訪問歯科」を実践しています。
3. 10年以上の経験に基づく「質の高いサービス提供力」
当院は、訪問診療で10年以上の経験を持ち、近隣にお住まいの方々のお口の健康サポートをしてまいりました。
この長年の実績が、質の高いサービス提供の基盤となっています。
豊富な症例対応
寝たきりの方、重度の認知症の方、医療的ケアが必要な方など、様々な状態の患者様への対応経験が豊富です。
スムーズな連携体制
ケアマネジャー様、施設スタッフ様、ご家族との連携窓口が確立されており、急なご依頼や情報共有に迅速に対応できる体制です。
安心の治療計画
患者様のお口の状態だけでなく、全身の健康状態や生活背景を考慮した、無理のない、継続可能な治療計画をご提案します。
治療だけでなく「口腔ケア」にこそ力を入れています
虫歯や歯周病、入れ歯の治療も大事ですが、私たちがそれ以上に重要だと考えるのが口腔ケアです。
訪問診療では、歯科医師に同行する歯科衛生士が、専門的な知識と技術をもって口腔内のクリーニングを行います。
また、単に汚れを取るだけでなく、患者さまご本人やご家族、介護者の方に、適切な歯みがきの方法や入れ歯のお手入れについて、丁寧にお教えするのも重要な診療のひとつです。
口腔ケアは「命を守る」健康維持の鍵
ご高齢の方に特に気をつけていただきたいのが、誤嚥性肺炎です。
お口の中が清潔でないと、特にご高齢の方では細菌が非常に増えやすく、これが唾液や食べ物と一緒に誤って肺に入り込むことで誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。
口腔内を清潔に保つことは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、誤嚥性肺炎などの重篤な全身疾患の予防にもつながるといわれており、健康維持にとても大切なことであるといえます。
私たち専門家による口腔ケアと指導は、患者様の「命を守る」ことに直結する重要な役割を担っています。
